南十字に戯れる

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竹野屋セントラルヒーティングがセッションした曲と音源の行方

1980年にラジオ番組の企画で結成されたバンド、竹野屋セントラルヒーティング。竹内まりや山下達郎桑田佳祐世良公則、ダディ竹千代という豪華メンバーゆえに話題性は高く、40年前のセッションバンドでありながらネット上にも多く言及が見られます。ここでは概要の把握に加え、何の曲が演奏され・どこで放送されたかを軸に情報の整理を試みます。

 

結成に至る経緯はダディ竹千代さん自身による記事に詳しいです。

 

・FM+AM番組でも放送されたか?

1980年、FM東京サウンド・アプローチ」で4週にわたり竹内まりやが特集されました。その4週目にあたる8月24日に放送されたのが竹野屋セントラルヒーティングのセッション音源。

 ただ「FM用に3曲、AM用に3曲録った」との情報もあり、他にもオンエアされた番組が存在している可能性あり。ダディ竹千代が担当していたニッポン放送オールナイトニッポン」が怪しいような気も。詳細は不明。

 

・演奏曲

・All My Loving(The Beatles

恋のバカンスザ・ピーナッツ

・Twist & Shout(The Beatles

・ブルースセッション

上記4曲(3曲+α)は確定と見て良いでしょう。

これらは「サウンド・アプローチ」で放送されました。

番組ではこのほか、「雨降るたそがれ」(竹内まりや)、「Love Song」(世良公則)「If I Feel」(竹内まりや桑田佳祐)も披露されたようですが、「FM用に3曲」との齟齬が生まれてしまうほか、

こちらのサイトの書かれ方がスタジオライブとそれ以外で分かれている点を踏まえ、竹野屋セントラルヒーティングとしてのセッションとは別と考えて良いでしょう。なぜ竹内まりや特集で世良公則が弾き語りをしているのかは謎。

余談ですが竹内まりや&桑田佳祐で『If I Feel』をデュエットしている映像を見たことがあるのですが、あれはこの番組で披露されたものと関係あるのか否か。

 

 この写真のキャプションから、公開録音が行われた模様。

・サンデーソングブックでのオンエア

セッションを録音した音源は山下達郎が所有しており、彼の番組であるTOKYO FM山下達郎のサンデーソングブック」でときおりオンエアがなされています。上でも引用した「TATSURO ON AIR DATEBASE」(四半世紀以上にわたる番組のオンエア曲をまとめている尊敬すべきファンサイト)を見ると、上記3曲以外の曲名がヒット。

 

・She Loves You(The Beatles

ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザーズ)

ともに1994年11月20日に放送。

さらに「収録した6曲中唯一公開されていなかった」との注釈付きで、

・The Weight(The Band) 

が2000年10月29日に放送されています。なんとこの曲ではギターで大森隆志が参加しているという。これら3曲が当時のAM番組で放送されたと考えられます。

 

他の曲も含めて、「サンデーソングブック」での放送は以下の通り。

 

1994年10月23日『恋のバカンス

1994年10月23日『恋のバカンス

1994年11月20日ダンシング・オールナイト

1994年11月20日『She Loves You』

1997年8月31日『恋のバカンス

1999年8月22日『All My Loving』

2000年10月29日『The Weight』

2002年12月29日『All My Loving』

2003年5月11日『恋のバカンス

2006年3月26日『恋のバカンス

2007年8月5日『恋のバカンス

2010年8月22日『恋のバカンス

2013年11月10日『恋のバカンス

2016年8月21日『恋のバカンス

2018年9月2日『All My Loving』

 

恋のバカンス』の多さが目立つのなんの。2~3年に一度の頻度で途切れずオンエアされている点も含めて、達郎さんらしいこだわりが感じられるような気がします。

 

ということで、AM番組の詳細は不明ですが、セッションされた6曲(+α)が判明しました。

 

  サウンド・アプローチ AM番組(不明) サンデー・ソングブック
ブルースセッション    
All My Loving  
恋のバカンス  
Twist & Shout    
The Weight   ○?
She Loves You   ○?
ダンシング・オールナイト   ○?

 

「またやろう、という話もあるんですがね。なかなかみんな、忙しくて」(1997年8月31日)、「今やろうと思ったらまだできるでしょうな」(1999年8月22日)という達郎さんの発言もあり、再結成が実現している世界線があったのかもしれません。